本『ティム・クック』(アップルCEO)を読み終えて印象に残った考え方や行動力

スティーブ・ジョブズがすい臓がんになった時「アップルはカリスマであるスティーブ・ジョブズがいなくなったら売上・利益共に落ちるだろう」とアメリカ国内で言われていました。

 

2011年、スティーブ・ジョブズの体調が更に悪化します。

 

世間の厳しい意見にも関わらず、その年、スティーブ・ジョブズの依頼によりティム・クックはアップルのCEO(最高経営責任者)を引き受けました。

 

それでも、ティム・クックはアップルの勢いを失速させるコトなく、更に加速させています。

 

そんなコトもあり、ティム・クックの名前が頭に残っていました。

 

そんなある日『ティム・クック』という本を見つけました。

 

『ティム・クック』
著 者:リーアンダー・ケイニー
訳 者:堤 沙織
出版社:SBクリエイティブ
発 行:2019年9月(本書内に記載)

 

 

『ティム・クック』より印象に残った考え方や行動力として

  • 圧倒的な労働力と労働時間
  • オフィスにいない時のリラックス方法
  • ゲイの公表は弱気を助ける為

を紹介したいと思います。

 

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圧倒的な労働力と労働時間

2011年にアップルのCEOになったティム・クックはアップルを躍進させてます。

クック主導のもと、アップルは目まぐるしい8年間を、完全にうまくやってのけている。ジョブズの死後、アップルは最大の節目を迎えた。世界初の1兆ドル(約110兆円)企業となり、世界中で最も価値のある企業となったのだ。株価はほぼ3倍になり、現金保有残高は2010年から4倍以上に増え、2672億ドル(約30兆円)を記録した(後略)

引用元:ティム・クック』 3頁

※ 本書では、1ドル=110円で計算されています。

 

上記の引用文から分かるように、アップルのカリスマであったスティーブ・ジョブズの意志を引き継ぎ、失速させるコトなく見事に飛躍させています。

 

ティム・クックは、2011年にCEOに就任しています。

 

その前年の2010年に母校オーバン大学の卒業式でスピーチを行っています。

 

その時に、自分の信念と働くコトに対しての考え方を述べています

 

「懸命に働く」
というコトがキーワードになっています。

 

以下、スピーチの内容を含む引用です。

「(前略)懸命な努力をせずに成功を遂げようと目論む者は、最終的には自分自身をあざむき、さらに悪いことには他人を欺くことになるのです」。(中略)クックは若い頃から、懸命に働くことの価値を心から信じており、彼のアップルの経営方法を見ると、社員たちにもそれを重んじるよう望んでいるのは明白である

引用元:ティム・クック』 65頁

 

「懸命に働く」

というコトに対して、圧倒的な労働時間が挙げられます。

 

私含め、一般の会社員は、残業がなければ8時間勤務が一般的です。

 

しかし、彼はCEOという立場やアップルに対する強い想いからは長時間労働をしています。

 

更に、会社だけでなく、家に帰っても仕事を続けています。

 

それだけでなく、早起きして仕事をしているのです。

 

猛烈社員という言葉がありますが、猛烈CEOです!

 

本書には、猛烈ぶりを表すエピソードが載っていました。

彼は日曜日の夜に電話会議を受け、午前3時45分にメールを返信を行い、毎朝午前6時までには自分のデスクについていた。そしてオフィスで12~13時間働き、家に帰ってからはもっと多くのメールに返信した。

引用元:ティム・クック』 136頁

 

以前、イーロン・マスクの本を読んだコトがあります。

 

イーロン・マスクは宇宙開発企業スペースXのCEOであり、電気自動車企業テスラのCEOでもあります。

 

イーロン・マスクも働き方が猛烈でした。

 

スペースXやテスラで働く以前、自分の立ち上げた会社(今は売却済み)で、家に帰らず夜も徹夜で働いていたコトが何日もあったそうです。

 

その時の会社は、パソコンでプログラムを書くというコトがメインの仕事でした。

 

部下の作ったプログラムが気になっていたイーロン・マスクは、その部下が帰宅した後、そのプログラムを確認してみました。

 

確認した時に、自分の意見と違う部分を発見し、全てを朝までに書き換えてしまった、というエピソードがあります。

 

やはり、成功する人、CEOになる人は、猛烈であり、バイタリティにあふれています。

 

働き方に関しては、それぞれ想いや考え方があるので自分なりの方法で、自分にちょうど良い労働時間で働いた方がいいと思います。

 

働き過ぎて、病気になったらせっかくの余暇(自分の人生)が楽しめませんからね!

 

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オフィスにいない時のリラックス方法

ティム・クックは、健康に対しても重視しています。

 

健康を維持するため、運動も良くしています。

 

猛烈に働くタメには、心身の状態をより良くするコトが重要と考えていたのでしょうね。

 

趣味も楽しんでいます。

  • ジム通い
  • ロッククライミング
  • サイクリング

 

本書より引用。

オフィスにいないときのリラックス方法は、ジムに出かけるかロッククライミングをすることだった。また、彼は熱心なサイクリストでもあり、土曜日と日曜日によく自転車に乗っている (中略) 「彼はよく運動しています」 (中略) 「自分の健康状態を非常に気にかけていて、混雑する時間帯を避けるため、他の人より早起きしてジムに行っているのです」。

引用元:ティム・クック』 136~137頁

 

私、クローバーもサイクリングが好きです。

 

家から10分もサイクリングをすると思川という川にたどり着きます。

 

その土手沿いから見える遥か、かなたまで広がる田園風景を見ながら、サイクリングをするのが好きです♪(*^▽^*)

 

四季も感じられます。

 

春には、菜の花が咲き乱れ、土手沿いは黄色のじゅうたんができます。

 

また、思川桜が土手沿いを端から端まで、等間隔で植わっているので桜がキレイです。

 

また、うぐいすや他の鳥のさえずりも楽しめます。

 

夏は、セミの鳴き声を聞きながらサイクリング。

 

秋は、鈴虫の鳴き声を聞き、赤くキレイな彼岸花を見ながら、サイクリング。

 

冬は、澄んだ空気の中、収穫を終え、穏やかな景色の田園風景を見ながらサイクリングをしています。

 

ティム・クックの趣味と共通していたコトにすごく親近感がわきました。

 

サイクリングには、風を感じられて、景色を楽しめておススメですよ~♪。

 

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ゲイの公表は弱きを助ける為

ティム・クックは

  • 自分にとっても
  • アップルにとっても

マイナスに働きかねない自分のプライベートを公表しています。

 

それは、ゲイというコトを発表したのです。

 

彼は、高校時代からゲイでしたが、その時は隠していました。

 

その後、社会人になってからも、隠し通していました。

 

彼は、アップルのCEOに就任して3年後の2014年に

  • 弱きを助けたい!
  • 困っている人たち助けたい!

という強い想いからゲイの公表を踏み切っています。

 

すごいコトです!!(>_<)

 

本書の中で、ゲイを公表するにあたって考えが触れられています。

彼は『ブルームバーグ』誌で「カミングアウト」について語った論説の中で、「アップルCEOがゲイであると知ることは、本当の自分を受け入れることに苦しむ人々の支えとなり、孤独を感じるすべての人のなぐさめとなり、彼らが自分たちの平等を訴えるきっかけをもたらす可能性があるのです。そしてこれは、私自身のプライバシーをさらす価値があることなのです」と記している。

引用元:ティム・クック』 58頁

 

その後も、彼はテレビに出演して

  • 弱き立場の人を助けたい!
  • 力になりたい!

という想いを述べています。

 

本書引用。

その後、CBSの「ザ・レイト・ショー」に出演したクックは、自分がアメリカのセクシュアル・マイノリティの若者たちを助けることができると気づいてから、自らのセクシュアリティを公表することを決めたと語った。「子どもたちは学校でいじめられ、その多くは差別され、両親から拒絶されています。私が何とかしなければならないと感じたのです。」と彼は語った。

引用元:ティム・クック』 281~282頁

 

私、クローバーはこの考えと言葉と勇気ある行動に感動してしまいました。

 

ただ、ただ、スゴイと!!

 

その後、世間から彼の勇気ある行動は称賛されています。

 

このティム・クックの素晴らしい生き様を見て、「自分のできる範囲で、困っている人の手助けしていきたい!」と思った次第です。

 

まとめ

今回は、リーアンダー・ケイニーさん著書『ティム・クック』を取り上げました。

 

本書より印象に残った考え方や行動力として

  • 圧倒的な労働力と労働時間
  • オフィスにいない時のリラックス方法
  • ゲイの公表は弱気を助ける為

を紹介しました。

 

いかがだったでしょうか?

 

皆さまの心に何か気づきや発見があったとしたら嬉しいです!

 

もし、興味を持たれた方は、一度、『ティム・クック』を読んで頂けると、また、違った発見を得られますよ♪

今回の内容を読むコト少しでもお役に
立てていただけた
『しあわせ』です♪

 

最後まで読んでいただき
ありがとうございま~す!(*^▽^*)

 

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